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Shai Maestro trio [It's a Jazz]

Shaiがまたまた京都に来てくれた。


Shai Maestro Trio

Shai Maestro(p)
Jorge Roeder(b)
Ziv Ravitz(ds)日曜には東京JAZZに参加。
検索すると、やはり素晴らしいパフォーマンスだったらしい。

そんなNHKホールを湧かせたShaiが
翌日には京都2days。
素晴らしい。
私は2日目のみ鑑賞だったが。

すばらしかった。今回も。
彼のJazzは独特だと思う。
イスラエルの音楽をちゃんと聞いたことはないんだけど、
漠然としたイメージだけなのだが、
中東の不思議な音階や和音。
日本に固有の「ヨナ抜き音階」あるように、
中東の独特の音階を彷彿とさせる。
それが、なぜか日本人の自分が違和感を感じるどころか、
心地がいい。
違うものだけど、その二つには親和性があるのだろうか。

この日のShaiの演奏(曲)には”うねり”を感じた。
それは、これもまたちゃんと聞いたことがあるわけではないイメージだけなのだが、
仏教の声明に近しいものを感じ、とても心地のいいものだった。
ある曲では、オーディエンスが合唱し、Trioとリスナーとが一体となった。
その合唱はまさに、”声明”を感じたのだ。
貴重な経験となった。

Shaiの曲の特徴はほとんどの場合、pp(ピアニッシモ)ほどの強さから始まること。
そして次第に大きなうねりになり、しかしやがて静かに静かになり、
再びppの着地に落ち着くということ。

そのうねりの中は、ほとんどが不協和音で進んでいく。
しかしそれはそれほど不快ではない。
マイナーコードが続くが、時々目を出すメジャーコード。
このうねりは、自分の人生や社会のあり様に例えられてならない。
自分の生きかたも世の中も、いいことばかりではない。
むしろ、不協和音の連続。
しかし、我慢して続けていれば、時々うれしいことも芽を出す。
その両方が存在して、繰り返したり続いたりしていくものだと
Shaiは悟っている気がしてならない。

ShaiのMCの英語は今回も勉強しなかった自分のせいでほぼ理解できなかったけど、
心の真摯さや親日の感情は確かに受け取れたと思う。

この日、アンコールの拍手は2度に渡り、熱っぽく応えてくれたTrioに感服。
bも楽器を持ち替えて演奏したり、dsも他の音も担っていたようで二人にもブラボー。

今回のツアーは福岡や沖縄まで行くみたいなので、
今後のライブの成功を祈るばかりである。



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